独身が寂しい人に出逢いをもたらす学びと行動

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独身が「寂しい」人と「楽しい」人の違いは何だろう

独り水辺にたたずむ女性の画像

独身が寂しい人の背景

人は得てして自分のためには頑張れない生き物なのだと思います。例えば働いて稼いだお金で自分が高級寿司を食べて得られる満足感と、大切な誰かにそれを食べさせて「美味しい」と喜ぶ顔が見れたときの満足感。 人それぞれ優先度は異なると思いますが、自分以外の誰かを喜ばせたい思いの勝っている方が独身でおられる場合には、日常に生き甲斐を見いだせなかったり、自分が存在する意味を見失って悩んでしまったりするかもしれません。まるで色彩のない虚空に自分一人がポツンと漂っているような、そんな孤独感を私自身も味わったことがあります。 自分の満足を優先する「利己的」な人は自己完結的に存在感覚を満たすことが出来ますが、他者の満足を優先する「利他的」な人は、自身の姿を映し返してくれる鏡のような誰かの存在がなければ、生きている実感が得られないのだと思います。 鏡のイメージ画像  

独身が楽しい人の背景

独身が楽しい人は、基本的に「自己肯定感」のしっかりしている人だと思います。自分の考えや方針に自信があって、時間と労力を傾けたい仕事や趣味など、自分が楽しみたいことに夢中になれる人です。 自分がやりたいことと向き合って充実した時間を過ごしている人は、周囲と自身を見比べて一喜一憂するようなところがなく、他者の評価もそれほど気に留めません。良くも悪くもマイペースなのだと思います。 けれどもマイペースであるということからは、他者の考えに同調しがたいとか、他者から煩わされることが我慢できないとか、そんな側面も持つ人物像も立ち上がってきます。 人は集団生活に適応してきた生き物なので、本来であれば真に孤立したときには「寂しい」とか「不安だ」とかいう感情を少なからず抱くものだと思いますが、自我の強い人が取捨選択した場合には、他者との協調よりも、自由で柵(しがらみ)のない環境を欲するのではないでしょうか。 自由な人のイメージ画像 「独身が楽しい」と言われる方の中には「結婚経験はあるけれども現在は独身」という方も多くおられます。いわゆるバツイチの方ですが、バツニ、バツサンで「独身最高!」と言ったりする方もいます。 結婚歴があって現在の独身の状況が楽しいという方の場合は、結婚生活で配偶者に煩わされて、再び自由な境遇を手に入れたことを喜んでいるわけです。そうした場合は煩わしい思いをした反動としての「楽しい」なので、いずれ時間がたてば「寂しい」に変化する可能性が少なくないです。 Q&Aサイトで「独身が寂しい」と訴えている質問者に、離婚経験者で子供も孫もいるという方が「私は独身を楽しんでいます」と回答されているのを目にして、それはちょっと違うだろうと思ったことがあります。 なので生涯独身に不安や寂しさを感じてる方が、独身を楽しんでいる方の状況を参考にしたい場合に、離婚歴のある方の「独身は楽しい」という意見は、あまり真に受けてはいけないのではないかと思います。  

生涯独身を寂しがる人と楽しめる人の違い

「人は所詮独りだ」とか「結婚をしていても孤独だ」という意見があります。それは確かにそうだろうと私自身も思いますので、自分自身で存在感覚を満たしながら経済的にも自立して生きていくことは、これからの時代、誰しもにとっての課題なのでしょう。 それでも人は、やはり関係性の中に在ってこそ生き生きと、命ある時間を楽しめるのではないでしょうか。仕事や趣味で同じ価値を共有し、互いの存在を認め合えるような人との出会いがあれば、必ずしも結婚に関係性を求めなくても、むしろ時間やお金が自由になりやすい独身の方が楽しく過ごせるかもしれません。それを可能にするには、先ずは個人としての興味力や探求心、人を引き付ける人間性が必要なのだろうと思います。 一方で、世間を見渡せば仲の良い老夫婦を目にする機会があったりして、例えば病院の待合室などで互いの存在を愛おしむ姿が見られたりします。私と同世代の夫婦には判りやすい仲良し夫婦を見る機会が少ないので、支え合って生きてきたんだろうなと、憧憬の思いを抱きます。 独り身を楽しめるほどに一個人として充実した生活を送れる人はおそらくは少数派で、それを可能にする能力は誰でもが持ち得るものではありません。そして、晩婚化・未婚化が国の存亡が危ぶまれるほどに進行した現在、多くの人が独身の寂しい現実に孤独感を深めています。  

まとめ

独身の最大のメリットは他者から煩わされないということです。けれどもそこに開放感を見出して楽しく過ごせる人もあれば、孤独感に駆られて寂しさの中に暮らす人もあります。 独身を謳歌できる人は自己肯定感が強く、他者の関与がなくても自身の存在感覚をそれなりに満たせるような人です。仕事や趣味など人生の目的が明確になっていて、求めずとも周囲に人が集まってくるような、むしろ人を煩わしがるようなところもあるかもしれません。 一方、独身が寂しいと感じている人は、自分一人では生き甲斐を見いだせないタイプの人です。基本的には「利他的」な性質の持ち主であると思われますが、中には「利己的」な性質を色濃く持ちながら他人からの愛情も受けたいというような欲張りな人もいます。 「独身が楽しい」という場合は、それはそれで良いことですし特に問題はありませんが、「独身が寂しい」と感じている方には、孤独を癒す何らかの対策が必要です。ここまで述べてきたように、両者はそれぞれ異なる性質を持っているので、「独身が寂しい」感じている方が「独身が楽しい」と感じている方の真似をしようとしても、なかなか上手くはゆきません。 「独身が寂しい」と感じている方は、やはりあれこれ思い悩むよりも、素直にパートナーを求めることに注力するべきだと思います。それには自分を客観的に見つめ直し、改めなければいけない部分もあるかもしれませんが、相手を受け入れられる心のスペースを予め確保しておくことが、出会いを呼び込む引力となります。安心なパートナーと支え合える将来のために、今できることに取り組んでみてはいかがでしょうか。

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